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【雑草対策】何が良い?DIYでもできる簡単な方法

庭づくり

雑草はいくら取っても無限に生えてきます。広い庭だと草取りで一日が終わってしまうこともありますよね。この時間を別の事に使えれば良いのに。何か良い方法はないのでしょうか?

この記事は以下の方におすすめです。

  • とにかく草取りの手間を減らしたい!
  • 効果的な雑草対策を知りたい。
  • DIYでできそうな方法を教えて欲しい。

雑草の悩みはガーデニングに付き物です。でも、工夫すれば草取りの労力を減らすことができます。雑草を生えないようにする方法はいくつもありますが、そのやり方は簡単なものから難易度の高いものまで様々です。この記事ではDIYで挑戦しやすい方法を中心に、特徴や難易度について解説します。お庭に合った最適な方法を見つけましょう。

そもそもなんで無限に生えてくるの?

雑草が生えるのは主に以下の理由が考えられます。

  • 庭の土に種が混ざっている
  • 新たな種が運ばれてくる
  • 地下茎が地面の中に残っている

庭の土に種が混ざっている

雑草が生えてくる場所では既に種が土に含まれています。発芽に適した環境になると芽を出して成長し花を咲かせ次の種をつけます。また、種の寿命は種類によって違い、イネ科の短い種類だと1~2年、広葉雑草だと長いもので50年以上と言われます。綺麗に取り続けても、完全に生えない状態にする事は難しいのです。

新たな種が運ばれてくる

庭は自然界とつながっているため、新たな種の侵入は避けられません。植物の種子散布方法は実に様々で、サヤがはじけて種が飛ぶもの、風で運ばれるもの、アリや鳥、動物に運ばせるものがあります。

地下茎が地面の中に残っている

地下茎タイプの雑草は一番厄介です。普段見えない地面の下で茎を伸ばして繁殖し、地下に養分を貯えるので、少しのかけらからでも再生します。除草剤でも枯れにくいという手強さも。中でも強敵となるのはササ類、ヤブガラシ、ドクダミ、スギナ、チガヤです。根まで取るのが難しく、あっという間に再生してしまいます。

雑草対策の様々な方法

土がむき出しの限りは雑草は生え続けます。根本的には地面に届く光を遮るか、地表を土ではない状態にする必要があります。具体的には以下の方法があります。

  1. 防草シート
  2. 砂利敷き
  3. コンクリート舗装
  4. レンガ、タイル、平板等の舗装
  5. 固まる土
  6. チップのマルチング
  7. グランドカバープランツ
  8. 雑草による雑草対策
  9. 発芽抑制剤(除草剤)

防草シート(簡単)

防草シートを張った見た目
不織布タイプの防草シート

ポリプロピレンやポリエステル製のシートをピンで地面に固定する方法で、製品は縦横の繊維を織った織布タイプと繊維を絡み合わせて成形した不織布タイプがあります。選ぶなら紫外線劣化に強いポリエステル製がおすすめです。耐用年数は安価なものだと2~3年、高価なもので10年程度です。施工は簡単ですが、見た目はあまり良く無いので一時的な雑草対策やマルチングの下地として採用される事が多いです。また頻繁に歩く場所だと擦り切れて破れるので向いていません。

砂利敷き(簡単)

砂利舗装の見た目
角のある砕石系の砂利

化粧砂利や砕石を地面に敷く方法です。雑草対策にはなりますが、わずかな隙間から雑草が生えてくる場合があります。土に薄く敷くだけだと効果は低いです。厚みの目安は小粒なら3~4cm、大粒なら5cm以上です。また防草シートを下に敷けば、防除効果が上がるだけでなく、土と砂利が混ざらないのでおすすめです。防草シート自体の寿命も長くなります。注意点としては、落ち葉が積もる場所だと掃除が面倒になります。

コンクリート舗装(難しい)

コンクリート舗装の見た目
コンクリート舗装

セメント、砂、砂利を混ぜて作るコンクリートで舗装してしまえば草は生えません。材料の配合の他、厚み、下地の砕石基礎やワイヤーメッシュ(網目状の細い鉄筋)の有無で強度が変わります。効果は高いですが、必要な道具が多く、材料が重い、施工もコツがいるので、DIY初心者には難易度は高いです。面積が広い場合は専門業者に依頼した方が良いでしょう。

レンガ、タイル、平板等の舗装(難しい)

2色のレンガを使った舗装
レンガ系のブロック舗装

レンガやタイル、舗装用ブロック、コンクリート平板、自然石の平板等で仕上げる方法です。主に砕石基礎の上にコンクリートやバサモル(水の少ない状態で練ったモルタル)の下地が必要です(化粧材によって詳細は異なります)。綺麗に作れれば見栄えが良いですが、DIY初心者には難易度は高いです。

固まる土(やや簡単)

土系舗装の見た目
土系舗装

真砂土舗装とか、土系舗装とも呼ばれる方法で、水をかけると反応して固まる製品が販売されています。コンクリートより強度は低いですが、敷いて水をかけるだけなので施工は比較的簡単です。コンクリート舗装と同様に下地の砕石基礎で強度が変わります。色は薄い茶系のものが多くナチュラルな仕上がりになります。注意点としては水を吸うのでコケが生える、冬に凍害が発生して表面から薄く割れてくる事が挙げられます。

チップのマルチング(簡単)

クルミの殻を敷き詰める
くるみの殻

バークチップやウッドチップ、くるみの殻などで地面を覆う方法です。植物を植えている場所でも行える方法で、保湿・断熱効果もあり樹木の根元等に向いています。自然素材につき分解されるので、たまに補充が必要になります。剪定した枝を粉砕して敷く方法もあります。

グランドカバープランツ(やや簡単)

クリーピングタイムの花
クリーピングタイム(タイム ロンギカウリス)

背の低い多年草や低木で埋め尽くす方法です。使われる植物はたくさんあり、中には雑草の生育を抑制する成分を出すものもあります。刈り込み等の手入れが必要になりますが、花が楽しめる種類もあり、庭で部分的に採用するのも良いと思います。環境に合った植物を選ぶのが成功のコツとなります。

雑草による雑草対策(やや簡単)

アオスゲの見た目
アオスゲ。雑草だが、カレックスの一種。

管理が容易で背丈の低い雑草を味方にする作戦です。雑草の中には比較的制御しやすい種類があり、グランドカバープランツのように扱えるものがあります。私の庭では元々生えていた「アオスゲ(カヤツリグサ科・カレックスの一種)」という背の低い多年草を意図的に増やして、他の雑草が生えないように利用しています。雑草は有用であればもはや雑草ではありませんね。整った庭園には不向きですが、ナチュラル指向の庭なら良いと思います。

発芽抑制剤(やや簡単)

除草剤の一種で、種の発芽を抑制または発芽時に枯死させる農薬があります。既に生えている雑草には枯らすほどの効果はありません。多くの製品は人体や土壌生物への影響は少ないと言われますが、マスクを着用し肌が露出しない格好で行いましょう。近年は環境意識の高まりで意見が分かれる方法です。

なお、農薬には農薬登録制度があり、除草剤においては農耕地で使用可能な製品と、使用不可な製品があります。場所や用途を照らし合わせた上で適切なものを選びましょう。

注意点

下処理は手を抜かない

雑草対策を行うにあたり下処理はとても大切です。特に地下茎タイプの多年草が生えてしまっている場合は、防草シートやマルチングでは突き抜けて生えてくる可能性が高いでしょう。丁寧に根まで取るか、無農薬にこだわらければ除草剤を使う事も視野に入れましょう。また、除草剤を使う場合、一回で枯れない事があるので注意してください。

雑草との上手な付き合い方は無いのか

雑草が絶対に許せないという方は戦い続けるしかないでしょう。しかし違った視点を持つと考え方が変わるかもしれません。

雑草が生える事は自然の摂理です。草原は長い年月をかけてやがて森林となり、地球環境を形作ってきました。また、雑草と言われる植物でも時には華憐な花を咲かせ、種類によっては染料になり、生き物の住処や食べ物となり、斜面の浸食防止になる等何かしらの役に立っています。周囲に迷惑がかからない程度であれば草地として管理するという事も選択肢としてあって良いと思います。年に4~5回程刈ると丈の低い草原として維持できます。

まとめ

最後にこの記事でご説明した内容をまとめます。

  • 草木を植えない場所なら防草シート、砂利敷き、固まる土の舗装
  • DIY上級者ならコンクリート舗装、レンガ・平板等の舗装
  • 植え込み内の対策はマルチング、グランドカバープランツ、雑草による雑草対策
  • 雑草対策には丁寧な下処理が大切
  • 雑草を敵視しせず共存するのもありかも

お庭に合った方法は見つかりましたか?雑草とどう向き合っていくか、少しでも参考になれば幸いです。ここまで読んでいただきありがとうございました。

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