PR

【解説】剪定枝の活用術。ガーデンシュレッダーでチップ化して有効利用しよう。

庭の手入れ

庭木を剪定するとどうしても出るものがあります。そう、それは枝のゴミです。いつもは捨てているけど、何か使える方法はないかなと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事は以下の方におすすめです。

  • 庭木の剪定を自分で行っている。
  • 枝のゴミがかさばって処理に困っている。
  • 剪定枝を何か有効に活用したい。

剪定枝を処分しているそこのあなた!捨ててしまうのはモッタイナイ!剪定枝はゴミではなく有用な資源です。ガーデンシュレッダーを使えば剪定枝をチップ化でき、堆肥の材料やマルチングに利用できます。この記事では庭での活用例と、必要な道具であるガーデンシュレッダーについて解説します。

剪定枝チップの活用例

チップ化した剪定枝
チップ化した剪定枝によるマルチング

剪定枝チップの使い道は、例えば以下の用途があります。

  1. 堆肥の材料
  2. 植え込み表面のマルチング

堆肥の材料として

剪定枝を細かく粉砕すれば堆肥づくりに十分利用できます。枝は葉よりも重量があるので、落ち葉だけでは材料の量が確保できない場合でも、枝を含めると十分な量を確保できるかもしれません。粉砕されているので、ハサミで切っただけの枝より早く堆肥化が進みます。

マルチングの材料として

剪定枝チップは植え込みのマルチングにも使え、雑草対策や土壌改良、表土の保護に役立ちます。自然の地面の環境に近づける方法で、植物にも地球にも優しいです。

詳しくは別の記事で解説していますので、気になる方は以下もご覧ください。

ガーデンシュレッダーの特徴と選び方

ギア式のガーデンシュレッダー
ギア式のガーデンシュレッダー

剪定枝をチップ化するには専用の機械「ガーデンシュレッダー」を用います。別の名称としては、粉砕機、チッパー、ガーデンミル等と呼ばれる場合もありますが、用途は同じです。

機械の種類と選び方

ガーデンシュレッダーは主に「ディスク式」と「ギア式」の2種類があります。ここからは機械の違いについて説明していきます。

選ぶ際の注目ポイント

機械の詳細を見る前に、まずは注目ポイントについて説明します。

  • 粉砕能力
  • 騒音の大小
  • 消耗品の交換頻度、部品調達の容易さ
粉砕能力

粉砕スピードと、どれだけ細かく粉砕できるかの能力です。早く細かく粉砕できる方が効率が良いです。また、機種により処理できる枝の太さが違うので選ぶ際は合わせてチェックしましょう。

騒音の大小

機械の動作音量は重要です。閑静な住宅街で機械を使う場合、ご近所迷惑とならないよう配慮したいものです。

消耗品の交換頻度、部品調達

機械のタイプによって刃等の消耗品の交換頻度が違います。部品調達の容易さも重要で、国内メーカーの方が調達面で良いように感じます。

ディスク式の特徴

ディスク式は機械の内部で円盤についた刃が高速回転して粉砕する方式です。枝は専用の棒で押し込みます。ギア式と比べて細かくスピーディーに粉砕できます。騒音はディスク式よりも大きいです。刃が消耗するので、替え刃の交換が必要となります。

ギア式の特徴

ギア式は内部にギア状の刃があり、枝を挟み込んで押しつぶしながら粉砕します。枝は一度ギアに噛めば勝手に引き込まれていきます。ディスク式と比較すると粉砕能力は劣りますが、騒音はディスク式より小さいです。刃の寿命は長いです。細かくしたい場合は投入を何度か繰り返す必要があります。

ガーデンシュレッダーの使い方等

ガーデンシュレッダーを使用中の様子
ガーデンシュレッダーを使用する様子

使い方

家庭用の機械ではディスク式、ギア式共に上部に枝の投入口がある製品が主流です。吐き出し側はボックスをセットするタイプと、附属の袋に溜めるタイプがあります。基本的には以下の流れです。

  1. 枝を投入口に入れる
  2. ディスク刃またはギア刃により中で粉砕
  3. バラバラになって排出

使い方はいたってシンプルですね。

チップ化すると体積が減る&表面積は増える。

ガーデンシュレッダーで粉砕前の枝葉の山
剪定枝をチップ化する前
ガーデンシュレッダーで粉砕された体積が減った枝葉の山
剪定枝をチップ化した後

上の2枚の写真はツバキ1本分の剪定枝で、チップ化の前後を撮影したものです。大きさの参考として、ブルーシートは1.8m×1.8mです。体積は1/8程度になっています。

チップ化を行うと、かさ張っていた枝は体積が大きく減ります。機械にもよりますが、最大で1/10程度にまで減らせます。可燃ごみとして袋に詰める場合でも有利です。また、粉砕する事により表面積が増え、切った枝の状態より分解が早くなります。堆肥作りには嬉しい効果です。

使用する際の注意点

刃物系の機械全般に言える事ですが、誤った使い方をすると非常に危険です。特に以下に注意して使用してください。

  • 投入口に手を入れない。
  • 保護具(安全ゴーグル、皮手袋、耳栓)を使用する。
  • 金属棒や石等の枝以外のものを入れない。
  • 機械のメンテナンスはコンセントを抜いた状態で行う。
  • 小さい子供に触らせない。

正しく使ってケガのないようにしましょう。

まとめ

この記事では剪定枝の活用方法と、ガーデンシュレッダーについて解説しました。以下に要点をまとめます。

  • 枝葉のチップは堆肥作りやマルチングに利用できる。
  • ガーデンシュレッダーは効率重視ならディスク式、静音重視ならギア式が良い。
  • 庭木を自分で剪定する人、枝を有効活用したい人に向いている。
  • 刃物・機械として正しく安全に使う。

剪定枝のチップを使って、素敵なガーデニングライフをお楽しみください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました