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ルドベキア‘ブラックジャックゴールド’の育て方と栽培レポート

満開に咲くルドベキア・ブラックジャックゴールドの花 栽培レポート

ルドベキア‘ブラックジャックゴールド’について、栽培事例をご紹介します。私の場合の育て方や、四季の様子、育てた感想等をまとめます。これから育てたい方や、既に育てている方の参考になれば幸いです。

‘ブラックジャックゴールド’は、トリロバ種を元に選抜された分岐の良い多花性品種です。とても花持ちが良いため、夏から秋にかけて長期間楽しめます。栽培のポイントは日照です。良く日の当たる場所では花数が増え、茎が丈夫に育って倒れにくくなります。

‘ブラックジャックゴールド’の特徴

ルドベキア・ブラックジャックゴールドの黄色い花
(8月上旬 自宅の庭)‘ブラックジャックゴールド’の黄色い花

明るい黄色の小花が特徴の多年草です。姿は株立ち状になり、多数の花茎が伸びて枝分かれしながら次々と花を咲かせます。生育が良いと1株でも200輪以上の花が咲き、最盛期は豪華な見た目になります。見た目は、同じトリロバ種である‘タカオ’に良く似ています。蜜源植物としても優秀で、シジミチョウやタテハチョウ等の小型の蝶がやってきます。

栽培には日当たりと水はけの良い乾燥気味の場所が向いています。株の寿命は短めで、3~4年で生育が衰えます。株を更新しながら維持する必要があります。

基本データ
学 名Rudbeckia triloba ‘Blackjack Gold’
分 類キク科 ルドベキア(オオハンゴウソウ)属
形 態多年草(常緑)
原産地北アメリカ
大きさ高さ80~100cm、幅60~80cm
開花期7~10月
花 色黄色
日 照日当り
水 分やや乾燥気味
耐寒性
耐暑性
増やし方株分け、実生
用 途庭植え、鉢植え、蜜源植物
ルドベキア‘ブラックジャックゴールド’の基本データ

わたしの育て方

私の庭では2020年の初夏より育て始めました。3株植え付けましたが、こぼれ種で増えて10株以上になっています。高さは最大で140cm程度まで育ちました。

栽培環境

ルドベキア類は日照と排水性の良い場所を好みます。

私の庭では直射日光が一日中当たる場所に植えています。茎は丈夫で、適地に植えれば倒れにくいです。日陰で発芽して成長したものは軟弱に育って茎が倒れてしまいました。日向の株は雨や風でも倒れず、非常にたくさんの花を咲かせ、本来の持ち味を発揮しています。

水やり

よっぽど乾燥しない限り水やりはしていません。夏の猛暑日に葉がぐったりした場合のみ行っています。とても丈夫で多少水切れしてもそう簡単には枯れません。

肥料

春に他の草花のついでに緩効性肥料を少量与えています。肥料は控えめの方が株を巨大化させずに済みます。

病気・害虫

害虫はキクスイカミキリとメイガの仲間(仮)が発生しました。

キクスイカミキリはキク科の植物を好む小さなカミキリムシで、幼虫が茎の内部を食べます。産卵されると茎の途中から上が急に萎れて枯れます。1本の茎に2段(約2cm間隔)の噛み跡があればこの虫の産卵を疑います。退治するには、萎れた箇所より数センチ下から切り取ります。茎の内部が空洞になっていたら幼虫がさらに下に進行しているので、空洞がない場所まで切り戻します。

メイガ(仮)は、葉の付け根から茎の中へ幼虫が侵入し、内部が食い荒らされます。侵入された部分の茎は膨れて成長が止まります。被害箇所を割ってみると中には長さ1cm程度の幼虫や蛹が入っていました。移動範囲は小さいようで、膨れた部分を切り取ってしまえば退治できます。詳細な種類は調査中です。

お手入れ

冬に花茎の切り戻しを行います。花茎は冬まで残しておくとシードヘッドを楽しめます。

この種はこぼれ種で子株が大量に増えます。ルドベキア類の種子は好光性で、ばら撒くだけでも良く発芽します。私は不要な場所に発芽したものを間引いています。子株を移植する場合は生長時期に入る直前の3月頃が適しています。

本来、選抜品種の特性を残すには実生より株分けが適します。親株が寿命を迎える前に株分けを行います。株分けの時期は成長時期に入る前の春が一番適しています。その他には、暑さが収まった秋でも行えます。

四季の生育状況

春の様子(3~5月)

ルドベキア・ブラックジャックゴールドの葉
(5月上旬)越冬した株が成長を始めた

4月に入ると少しづつ成長を始め、5月になると新しい葉が茂ってきます。良く見ると葉や茎に細かな毛が生えています。

夏の様子(6~8月)

開花直前のルドベキア・ブラックジャックゴールド
(7月中旬)花茎が立ち上がってきた

6月頃から茎が分岐しながら伸び始め、7月には蕾が確認できます。開花までもう少しです。

咲き始めのルドベキア・ブラックジャックゴールド
(7月下旬)開花し始めた時の様子

開花期を迎えました。最初は茎の先端の蕾が開き、順次下段へと咲き進みます。分岐を繰り返しながらどんどん花数が増えていきます。

最盛期のルドベキア・ブラックジャックゴールド
(8月上旬)最盛期を迎えた‘ブラックジャックゴールド’

開花から10日経って最盛期を迎えました。黄色い花が株全体に咲いてとても豪華です。一つ一つの花持ちが良く、見ごろの期間が長く続くのも本種の良い所だと思います。

私の庭で一番大株に育っているのは実生で育った子株(写真左)です。発芽から2年経ち、親株よりも巨大化し花数も多くなりました。植えてから3年目を迎えた3株の親株は、2つはまだ元気ですが1つは生育が衰えて花数が前年より減りました。

秋の様子(9~11月)

花は10月まで咲き続け、秋が深まると次第に花弁が色褪せます。この後は種が成熟していきます。シードヘッドの鑑賞期間に向かいます。

冬の様子(12~2月)

冬になると、花の咲いていた茎は枯れます。根元には葉を数枚つけた新たな成長点が残り、寒さに耐えながら越冬します。地上部が少し残るため、位置を見失うことはないです。

こぼれ種の発芽

ルドベキア・ブラックジャックゴールドの発芽
(5月上旬)こぼれ種から多数の発芽を確認

種子の多さと発芽率の良さで大量に増えます。成長は早く、発芽から2年目には多数の花を咲かせます。庭では実生の子株が増えてしまいましたが、今後は元々の性質を維持するため親株の株分けで苗を作り維持しようと思います。

育てた感想など

見た目と育てやすさ

満開になると黄色い花が良く目立ち、とても派手な印象です。明るい花色から元気をもらえる気がします。

栽培は簡単で、環境さえ合っていればほとんど放置で栽培できます。夏と冬でボリュームの差が大きいので、配置を良く考える必要があります。周囲の植物とは株間を取って植えた方が良いです。

おすすめの使い方

洋風のお庭に合います。1株でも存在感がありますが、広いお庭では群植するとインパクトのある景観を作れます。花期が長いため、夏の主役として活躍できる花です。花が小さめで、ナチュラルガーデンにも馴染みます。背丈が大きくなる事を前提に、植え付け位置は中景~後景にします。

相性の良さそうな植物

洋風で背丈が高くなる草花と合わせるのが向いています。グラス類との相性も良いと思います。紫色の花を合わせると、花色の対比効果が生まれます。

例:三尺バーベナ(ボナリエンシス)、セイヨウニンジンボク、ミソハギ、タカノハススキなど

関連情報

オオハンゴンソウ(特定外来生物)

ルドベキア属の仲間の一つに北アメリカ原産のオオハンゴンソウがあります。この植物は外来生物法により特定外来生物に指定され、無許可の栽培や運搬等が禁止されています。地下茎と種で繁殖し、自然の生態系への影響が危惧されています。

オオハンゴンソウと系統は違いますが、‘ブラックジャックゴールド’や‘タカオ’も種子で増えやすい種なので、空き地や河川に出ていかないように注意が必要です。自然環境に影響を与えない範囲で栽培を楽しみましょう。

ルドベキア‘ビエッテス・リトルスージー’

私の庭では、ルドベキア‘ビエッテス・リトルスージー’というフルギダ系の品種も育てています。コンパクトで寿命の長い品種です。もしよろしければ合わせてご覧ください。

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